日本人に向いている海外移住都市: 英語が通じて、インフラが整っているおすすめ都市ってどこ?

海外移住

海外移住に興味はあるけど、日本が便利すぎて海外に移住するモチベーションが湧かない。。

海外初心者だから、できるだけ日本の暮らしに近しい場所で生活したいな。

こんなお悩みを解決します。

記事の内容

海外初心者にとって、インフラが整っていて便利な日本の暮らしとできるだけ差異がない国・都市に住む方が安心できるというもの。そこで筆者の移住体験からタイのバンコクと香港の中心部を紹介します。

記事の信頼性

タイの長期滞在ビザ「タイランドエリート」を取得し、現在もタイのバンコクに住んでいる筆者の体験を元に記事を作成しております。また過去に香港の銅鑼湾(トンローワン)にも住んだ経験もありますので、香港の利便性についても訴求しています。

海外移住で直面する挑戦: 日本の完璧なインフラゆえの苦悩

日本は世界でも類を見ないほどのインフラが整っている国の一つです。高速で安定したインターネット、時間通りに運行する公共交通、安全でクリーンな都市環境など、日本の生活水準は非常に高いと言えます。しかし、海外移住を考える際、これらの快適さから離れることは、思いのほか大きな挑戦となることがあります。

特に海外移住の初心者にとっては、新しい環境への適応はただでさえ難しいものです。日本と比較して、インフラが発展していない地域や、公共サービスが十分でない場所では、日常生活における様々な不便を感じることも少なくありません。例えば、公共交通の遅延や不規則なスケジュール、断続的なインターネット接続、医療サービスの質の違いなどは、日本から移住する人にとって大きなストレスとなることがあります。

これらの課題を乗り越えるためには、事前の準備と適応力が鍵となります。移住先でのリアルな生活条件を理解し、柔軟な姿勢で日々の生活に臨むことが重要です。また、同じような経験をした人々のコミュニティに参加することで、貴重なアドバイスやサポートを得ることもできるでしょう。

海外生活は新たな発見と経験に満ちていますが、それには日本の完璧なインフラから一歩踏み出し、未知の挑戦に直面する勇気が必要です。それを乗り越えた時、より豊かな人生が待っていると言えるでしょう。

海外移住国として欧米は最初から選択肢になかった理由

私が海外移住の選択肢として欧米を考慮しなかった理由は主に二つあります。一つは人種差別の懸念、もう一つは物価の高さです。

人種差別の懸念

世界的に見ても、残念ながら欧米の一部地域では人種差別の問題が依然として存在しています。これは海外に移住する上で大きな懸念材料となります。特に異文化の中で暮らすことになる移住者にとって、受け入れられることは非常に重要です。日常生活において差別を感じることなく、安心して暮らせる環境を選ぶことは、幸せな移住生活を送るための基本条件です。

物価の高さ

もう一つの重要な要因は物価の高さです。欧米の多くの都市、特に北米や西欧の主要都市は、物価が非常に高いことで知られています。住居費、食費、日常の消費品に至るまで、コストが高くなりがちです。特に長期にわたる移住を考えると、生活費の面での持続可能性が重要な要素となります。日本と比較しても、これらの地域での生活は明らかに高価であり、財政的な圧力を感じる可能性が高いです。

これらの理由から、私は海外移住の選択肢として、物価がより手頃で、文化的な多様性と受け入れが期待できるアジアの都市を選びました。移住は人生における大きな決断であり、快適さ、安全性、経済的な実現可能性を兼ね備えた場所を選ぶことが重要です。欧米が多くの人にとって魅力的な選択肢であることは間違いありませんが、個人の状況と優先順位によって最適な移住先は異なります。

筆者の経験に基づく、海外移住都市のおすすめは香港とバンコク

私の海外移住経験から言えることは、特に初心者にとって、適切な移住先の選択が非常に重要であるということです。この点で、私の経験上おすすめするのは、香港の中心部とタイのバンコクです。これらの地域は、日本人が新しい生活に慣れやすい環境を提供してくれます。

香港の中心部

香港での生活と言えば、多くの人が思い浮かべるのが銅鑼湾(トンローワン・別称Causeway Bay)のような活気ある中心地です。このエリアは、香港のダイナミックな魅力を象徴しており、日本人移住者に特におすすめの場所です。

銅鑼湾は、ショッピング、エンターテインメント、グルメなど、都市生活の醍醐味を存分に味わえるエリアとして知られています。高層ビルが立ち並ぶこの地区は、香港の経済の中心でもあります。また、多様な国際料理や伝統的な広東料理を楽しむことができ、グルメな日本人にとっても魅力的です。

公共交通に関しても、香港は非常に効率的です。MTR(香港の地下鉄)の銅鑼湾駅はこの地区の中心に位置し、香港島内はもちろん、九龍や新界へのアクセスも容易です。安全で清潔なMTRを利用すれば、香港のあらゆる場所へ迅速に移動することができます。

また、銅鑼湾は国際的なコミュニティが形成されているため、英語が広く通じ、海外から来た人々も暮らしやすい環境が整っています。香港の中心部での生活は、都市の活気と国際色豊かな文化の中で、新しい生活をスタートさせるのに最適な場所と言えるでしょう。

香港に実際に住んでみてのメリット・デメリットて何?

香港での生活には、いくつかの明確なメリットとデメリットがあります。筆者が体験した中で最も顕著だった点を挙げると、以下のようになります。

メリット: 高度なインフラの整備

香港最大のメリットの一つは、日本に匹敵する高度なインフラの整備です。公共交通システムは非常に効率的で、MTR(香港の地下鉄システム)やバス、トラムを利用することで、市内のほぼどこへでも迅速かつ安価に移動することが可能です。また、高速インターネット、信頼性の高い電力供給、そして優れた医療サービスなど、生活のあらゆる面で便利さを享受できます。

デメリット: 当時はフードデリバリーサービスもなかった

一方、デメリットとして感じたのは、筆者が住んでいた2010年頃の香港において、フードデリバリーサービスのアプリがなかったことでした。当時は、今ほど多様なフードデリバリーアプリが普及しておらず、外食文化が根付いている香港では、家にいながら多種多様な料理を手軽に注文することが難しかったのです。これは、特に忙しい日々を送る中で、少しの不便さと感じました。

総じて、香港の生活は非常に快適であり、日本と比較しても遜色ない、あるいはそれ以上の利便性を提供していると言えます。香港はその独自の文化と国際的な雰囲気が融合しており、住む人々に多様な経験と発見の機会を提供してくれます。当時にないに等しかったフードデリバリーも今では普及しているため、デメリットに及びません。

タイのバンコク

一方、バンコクはその活気ある文化とリーズナブルな生活コストで知られています。英語が広く使われているため、言語の面での心配は少ないです。バンコクのインフラも日々向上しており、高品質な医療サービスや便利な公共交通を利用することができます。また、タイ料理やリラックスした生活スタイルは、多くの人々にとって新鮮で魅力的です。

バンコクの最大の魅力の一つは、そのリーズナブルな生活コストです。日本と比較すると、食費や住居費は非常に手頃で、高品質な生活を比較的低いコストで享受することができます。また、市内には様々な国際レストランやショッピングモールがあり、グローバルな生活スタイルを楽しむことができます。

交通の面では、BTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)などの近代的な公共交通システムが整っており、市内の移動が非常に便利です。これらの交通機関を利用することで、バンコクの各地を効率的に探索することが可能です。

バンコクはまた、その活気あるストリートライフや伝統的な市場、美しい寺院など、タイ文化の魅力を存分に体験できる都市です。週末にはチャオプラヤ川をクルーズしたり、近郊のアユタヤ遺跡を訪れるなど、様々なアクティビティを楽しむことができます。

さらに、バンコクには多くの国際病院があり、高水準の医療サービスを受けることができます。これは、長期的に海外で生活を考える際に重要な要素の一つです。

バンコクでの生活は、東南アジアの魅力を体験しながら、日本人にとって快適で安心な生活を実現できる絶好の機会です。多様な文化が交差するこの都市は、海外生活の魅力を十分に提供してくれるでしょう。

タイ・バンコクに住んでみてのメリット・デメリットって何?

タイの首都バンコクでの生活は、多くのメリットといくつかのデメリットを提供します。私の経験に基づき、特に印象的だった点を以下にまとめます。

メリット: 満足度の高い生活環境

バンコクで生活する最大のメリットの一つは、地元の人々の優しさです。タイ人は一般的にフレンドリーで、外国人にも温かく接してくれるため、異文化の中でも居心地の良さを感じます。

加えて、英語が多少なりとも通じることも、海外生活を送る上で大きな利点です。日本人にとっては特に、日本語が通じる病院やお店が多く存在することが心強いです。これらの要素が合わさり、バンコクでの生活は日本を超える満足度を提供すると感じました。

デメリット: 場所によってはタイ語オンリーな所があり、緊急性の高い状況だと焦る

デメリットとして挙げられるのは、タイ語オンリーの病院で(英語も可)、急な病気や怪我などの緊急時において、言語の壁は予期せぬ不便さをもたらすことがあります。

バンコクでの生活は、その文化的な豊かさと地元の人々の温かさによって、海外での生活を楽しむための素晴らしい環境を提供しています。言語の壁は存在しますが、それを乗り越えることで得られる経験と満足感は計り知れません。バンコクは、多様な文化と人々が共存する魅力的な都市であり、新しい発見に満ちた生活を楽しむことができます。

これらの都市は、海外での生活を始める上での理想的な「ステップストーン」となります。

日本からの移住者にとっては、これらの地域の生活スタイルが新たな冒険でありながらも、あまり大きな文化的ショックを感じさせない点が魅力です。香港とバンコクは、海外生活の魅力と挑戦の両方を経験できる場所として、筆者ののおすすめです。

物価で選ぶならタイのバンコク、英語で選ぶなら香港の中心部

海外移住を検討する際、多くの要因を考慮する必要があります。完璧な国や都市は存在せず、移住先を選ぶ際には、自分の優先順位やニーズに基づいて決定することが重要です。例えば、コストの面で最適な選択をしたいなら、タイのバンコクが理想的です。一方、英語の利用可能性を重視するなら、香港の中心部が適しています。

タイのバンコク – 物価の観点から

バンコクは、その低い物価で知られています。住居費、食費、日常の消費品は日本と比較してかなり手頃で、高い生活水準を維持しながらもコストを抑えることができます。市内には多様な住居オプションがあり、予算に応じて選択肢を見つけることが可能です。また、タイ料理は世界中で愛されており、リーズナブルな価格で本格的な味を楽しむことができます。

しかし、バンコクには課題もあります。例えば、英語の普及度は香港に比べると低く、地元言語を学ぶ必要があるかもしれません。また、交通渋滞は日常的な問題となっています。

香港の中心部 – 英語力の観点から

一方、香港の中心部では、英語が広く使われているため、言語の壁に直面することは少ないです。ビジネスや日常生活でのコミュニケーションは比較的スムーズで、英語を話すことに自信のない人でも安心して生活できます。香港は国際都市としての地位を確立しており、多様な文化が共存する環境であるため、異文化交流の機会も豊富です。

ただし、香港の生活コストは高い傾向にあります。特に住宅費は世界でも最高レベルで、生活費を抑えるためには注意深い計画が必要です。

結局のところ、完璧な移住先を選ぶことは不可能です。バンコクと香港は、それぞれ異なる魅力を持ち、異なるニーズに応えます。物価を重視するならバンコクが、英語の利用可能性を重視するなら香港の中心部が適しています。重要なのは、自分自身の優先順位を理解し、それに基づいて最適な選択をすることです。

実際に住んで分かった最低限の英語力の必要性

当たり前ではあるのですが、最低限の英語力は非常に重要な要素であることは住んでみてあらためてわかりました。

香港にせよバンコクにせよ、異国の地で生活する上で、基本的なコミュニケーション能力は日常生活の質を大きく左右します。最低限英語が話せると、新しい環境での適応や地元のコミュニティへの参加を容易にすること間違いありません。

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英語力を高めることは、海外での生活をより充実させ、異文化理解の扉を広げる第一歩となります。今こそ、英語学習を始めて、新たな世界を探索しましょう!

まとめ:自分に合った移住先を見つけるために

海外移住を成功させるためには、自分自身のニーズと優先順位を深く理解することが不可欠です。この記事では、物価と言語の観点から、タイのバンコクと香港の中心部を例に挙げ、それぞれの地域が提供するユニークな魅力と挑戦について探求しました。

  • バンコクは、そのリーズナブルな生活コストと豊かな文化で魅力的な選択肢です。しかし、言語の壁や交通の問題など、考慮すべき点もあります。
  • 香港の中心部は、英語が広く通じる国際的な環境であり、異文化交流の機会が豊富ですが、高い生活費に対処する必要があります。

最終的に、海外移住は個々人のライフスタイルや価値観に大きく依存します。移住を検討する際には、個人のニーズに合った環境を見極めることが重要です。また、移住前に現地での短期滞在を経験し、実際の生活感を体感することもおすすめします。自分に合った移住先を見つけることは、新しい章を開く第一歩となるでしょう。海外での新たな生活は、挑戦と発見に満ちていますが、それを乗り越えた先には、より豊かな経験が待っています。

この記事を買いた人

タイ在住3年目。会社員勤務時代、上司からのパワハラで適応障害を患い、以来、日本を脱出して自分のペースで働くことを決意。WEB制作会社で修行後独立。現在は、WEB業界のPM・ディレクターとして活動して7年目。過労や人間関係で疲弊した「日本から脱出したい」若手向けに、前向きになれるような記事を発信しています。

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