バンコクVSプーケット。タイ移住するならどっちがおすすめ?【2023年】

タイ生活

タイといえばバンコク。一方でプーケットも気になる。どちらが暮らしやすいのだろう?。。

タイで知り合いや友人はいない。タイ移住のスタートはバンコクとプーケットどちらがいいのかな?…。

こんなお悩みを解決します。

本記事の内容

タイ移住といえば人気なのが首都であるバンコク。一方で観光地として未だに人気の高いプーケットと比較してどちらが住みやすいかがわかります。

本記事の信頼性

タイの長期滞在ビザ「タイランドエリート」を取得し、プーケットに約1年定住した後、現在もタイのバンコクに住んでいる筆者の実体験を元にこの記事を作成しています。

バンコクのライフスタイル:都市の喧騒と多文化の融合

バンコクは、東南アジアでも随一の活気と多様性を誇るメトロポリスです。この都市のライフスタイルは、そのダイナミックなエネルギーと多文化的な雰囲気から大きく影響を受けています。

都市の喧騒

バンコクの日常は、絶え間なく動くエネルギーに満ちています。都市の中心部では、高層ビルが立ち並び、あらゆる角度から豊かな商業活動が見られます。ショッピングモール、レストラン、バー、ナイトマーケットは、地元の人々や観光客で常に賑わっており、都市の賑やかな雰囲気を象徴しています。また、BTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)などの公共交通機関は、この広大な都市を素早く移動するのに欠かせない手段です。

多文化の融合

バンコクは、さまざまな文化が交差する場所でもあります。タイ伝統文化とモダンなライフスタイルが見事に融合しており、地元の伝統的な市場や寺院が、最新のショッピングセンターやオフィスビルと並んで立っています。食文化においても、タイ料理の屋台から高級国際料理レストランまで、世界中の味を楽しむことができます。多国籍のコミュニティが存在するため、異なる文化や言語の人々と出会い、交流する機会も豊富です。

都会の中の静けさ

バンコクの喧騒の中にも、静かな隠れ家が点在しています。ルンピニ公園のような緑豊かな公園では、都市の喧噪から離れてリラックスしたり、運動を楽しむことができます。また、チャオプラヤ川沿いや古い町並みでは、都市の歴史や自然の美しさを感じることができるでしょう。

プーケットの魅力:自然の美しさとリラックスした生活

プーケットは、その壮大な自然の景観とリラックスしたライフスタイルで知られる、タイの美しい島です。バンコクの喧騒とは異なり、プーケットは穏やかな日々と自然との密接な関わりが魅力的な場所です。

自然の美しさ

プーケットの最大の魅力は、その豊かな自然環境にあります。白い砂浜、透き通るようなエメラルドグリーンの海、そして豊かな熱帯雨林は、この島の象徴的な風景です。パトンビーチ、カタビーチ、カロンビーチなどの人気のビーチは、日光浴、スノーケリング、ダイビングなどさまざまなアクティビティを楽しむことができます。また、ピピ島やシミラン諸島への日帰りツアーもプーケットから簡単に行くことができ、美しい自然をより深く探索する機会を提供します。

リラックスした生活

プーケットのライフスタイルは、のんびりとした雰囲気が特徴です。島の各地では、リゾートライフを満喫できるような環境が整えられています。高級スパ、ヨガスタジオ、シーフードレストランなど、日常生活を豊かにする施設が充実しています。また、ローカルマーケットや小さなカフェでは、地元の人々と触れ合いながらタイの文化を体験することができます。

コミュニティと文化

プーケットには、国際的なコミュニティが形成されており、多国籍の人々が暮らしています。このため、外国人移住者にとっても馴染みやすい環境が整っています。また、タイの伝統文化や祭り、地元のアートシーンにも触れることができ、豊かな文化体験が可能です。

バンコクとプーケットの生活費比較

バンコクは生活費の面で多様性があり、予算に応じて様々な生活スタイルを選択できます。

プーケットは、観光客の多いたとえば、パトンビーチエリアなどでは、観光地としての性質上、高い生活コストが見込まれますが、島のローカルエリアではよりリーズナブルな生活が可能です。単身者やカップルが安く済ませたい場合はローカルのお店を利用するのがいいでしょう。たとえば格安スーパー「Super Cheap」などです。

バンコクとプーケットの食費比較

食品バンコクの価格 (฿)プーケットの価格 (฿)
ランチメニュー(ドリンク込み)109231
ファストフード店のコンボミール208231
骨なしチキン胸肉 500g5563
全脂肪牛乳 1リットル6057
大きな卵 12個9477
トマト 1kg5364
地元のチーズ 500g292339
りんご 1kg9984
じゃがいも 1kg5446
国産ビール 0.5L (スーパーマーケット)5657
高品質の赤ワイン 1本692886
コカ・コーラ 2リットル4342
1日分のパン (2人分)6036

この表は、バンコクとプーケットの食費に関して、一般的な食品の価格を比較しています。食費の面で、バンコクは一部の項目でプーケットよりも安価ですが、特に外食に関してはプーケットの方が高いことがわかります。これは、プーケットが観光地であることからくるものと考えられます。

  • バンコクの生活費に関する情報の参考:Expatistan
  • プーケットの生活費に関する情報の参考:Expatistan

バンコクとプーケットの1週間の外食を基本とした場合の食費

前提条件:

  • 1日3食をすべて外食とする。
  • ランチはビジネス街のランチメニュー、ディナーはファストフード店のコンボミールとする。
  • 朝食はパン2人分の半分のコストとする。
食事バンコクの1週間の食費 (฿)プーケットの1週間の食費 (฿)
朝食60 ÷ 2 × 7 = 21036 ÷ 2 × 7 = 126
ランチ109 × 7 = 763231 × 7 = 1,617
ディナー208 × 7 = 1,456231 × 7 = 1,617
合計2,4293,360

この表は、単純化された一般的な計算に基づいており、個人の食生活や好みによって実際のコストは異なることをご了承ください。また、市場での食材購入や自炊をする場合のコストは含まれていません。

プーケットでは格安スーパー「Super Cheap」を活用しよう

スーパー チープ イン プーケットは、その名の通り格安で、種類豊富なローカル感漂うスーパーマーケットです。

  • 商品の範囲: 入口近くの食品スタンドでは揚げ物料理が売られており、店内には魚、野菜、肉、文房具、薬局のコーナーなどがあります。洗剤やシャンプーなども人気商品として大量に取り揃えられています​​。
  • 手頃な価格: 名前の通り、Super Cheapはプーケットで最も安い買い物ができる場所の一つとして知られています。日常用品、ビジネス用品、小売店の必需品など、日々の必需品が手頃な価格で手に入ります​​。

参考:Super Cheap in Phuket

Super Cheapはプーケットの衛生面をよく表していると思います。一度訪れてみていろんな意味で最初はカルチャーショックを受けると思います。もし「汚くて無理…」とか「安心して買い物できない」ということであれば、プーケット生活はあなたに合わない可能性が高いです。

【家賃比較】1DKのコンドミニアムを借りた場合

バンコクのスクンビット地区とプーケットのセントラル地区における単身者向けの1DKコンドミニアムの家賃についての比較を行います。

バンコク・スクンビット地区の家賃

バンコクのスクンビット地区は、市の中心部に位置し、ビジネス、ショッピング、エンターテイメントが集中しているエリアです。ここは外国人居住者に人気が高く、多数の高級コンドミニアムが立ち並んでいます。

1DKのコンドミニアムの家賃は、エリアと建物の新しさ、設備の質によって異なりますが、一般的には月額約20,000〜50,000バーツ(約65,000円〜160,000円)程度が相場です。高級なコンドミニアムでは、ジム、プール、セキュリティシステムなどの付加価値があります。

単身者向けのコンドミニアム選びとして、こちらの記事もよければご覧ください。

プーケット(セントラルエリア)の家賃

プーケットの大型ショップングモールがあるセントラル・プーケットがあるエリアは、島のショッピングやエンターテイメントの中心地であり、住宅地としても人気です。

こちらの1DKコンドミニアムの家賃は、バンコクよりもやや安価に設定されており、月額約15,000〜30,000バーツ(約48,000円〜96,000円)の範囲が一般的です。

比較と考慮点

  • 価格: バンコクのスクンビットはプーケットに比べ、全般的に家賃が高いです。しかし、バンコクの方が多様な選択肢と高級設備を提供しています。
  • アクセス: スクンビットはバンコクのビジネス中心地に近く、公共交通の利便性が高いです。一方、プーケットは島内の移動が主に個人の交通手段に依存します。タイ人や観光客の主な移動手段はバイクです。
  • 環境: バンコクは都市的な生活を提供し、プーケットはリゾート感覚が強い生活が可能です。

これらの情報は、住宅の選択において重要な考慮点となります。エリアごとの生活スタイルや必要とする設備、予算に応じて最適な選択をすることが重要です。

バンコクとプーケットの交通費についての比較

バンコクとプーケットにおける交通費の比較を行うと、確かに両都市で大きな違いがあります。ここでは、公共交通の有無やタクシーの利用などに焦点を当てて、その差異を詳しく見ていきましょう。

バンコクの交通費

バンコクでは、BTS(スカイトレイン)、MRT(地下鉄)、BRT(バスラピッドトランジット)などの発達した公共交通システムが存在します。

これらは都市内を効率よく移動する手段として広く利用されており、比較的安価です。たとえば、BTSの1回の利用料金は約15〜52バーツ(約50〜170円)で、距離によって変わります。また、バスはさらに安く、一般的な都市バスの運賃は約8〜20バーツ(約25〜65円)程度です。さらに、バンコクではGrabタクシーや従来型のメータータクシーも利用でき、これらは比較的リーズナブルな運賃で利用可能です。

プーケットの交通費

一方プーケットでは、都市規模が小さく、BTSのような広範囲にわたる公共交通システムはありません。そのため、個人でバイクや車を所有していない場合、移動手段は主にタクシーやトゥクトゥクに依存することになります。

これらの交通手段は、一般的にバンコクよりも高額です。例えば、短距離のタクシー移動でも最低料金が100バーツ(約320円)からとなることが多く、長距離や交渉によってはさらに高くなることがあります。また、プーケットではGrabのような配車サービスも利用できますが、こちらも同様にバンコクよりは高めの料金設定となっています。

総合的な比較

  • バンコクでは発達した公共交通システムにより、日常的な移動が安価で効率的です。
  • プーケットでは公共交通のオプションが限られており、バイクや車を持っていない場合、タクシーに依存することが多く、全体的に移動コストが高くなりがちです。

このように、バンコクとプーケットでは交通費に顕著な違いがあり、これは移住や長期滞在を検討する際に重要な要素の一つとなります。バンコクでは公共交通の利便性が高くコストも抑えられるのに対し、プーケットでは移動手段としての自由度は高いものの、その分コストがかかるという点を理解しておく必要があります。

安全性と医療サービス:移住者にとっての重要ポイント

移住先を選ぶ際に最も重視すべき点の一つが、その地域の安全性と医療サービスの質です。これらは移住者の日常生活に直接影響を及ぼし、快適で健康的な生活を送るためには欠かせない要素です。

安全性

タイは全般的に安全な国とされていますが、都市部や観光地では小規模な犯罪に注意する必要があります。バンコクやプーケットといった人気の移住先では、スリやひったくりのような犯罪が報告されています。

夜間の一人歩きや、人気の少ない場所での注意は基本です。また、交通事故のリスクも高いため、交通ルールの遵守と周囲の車両に対する警戒が必要です。

医療サービス

タイの主要都市には高品質の医療施設が多数存在し、多くの医師は英語を話すことができます。バンコクには国際基準の医療サービスを提供する病院が多く、プーケットにも質の高い医療施設があります。しかし、日本語が通じるクリニックがあるバンコクに対し、筆者は、プーケットには日本語が通じるクリニックは知りません。もし病気で倒れた時に日本語が通じるか、通じないかは、非常に重要な点といえます。

バンコクの日本語の通じるクリニック

バンコクには、日本語対応が可能なクリニックがいくつか存在しています。以下はその中の2つの例です:

  1. DYMインターナショナルクリニック:
    • 日本企業が所有する最初のクリニック。
    • スタッフは日本語、英語、タイ語に対応。
    • スクンビット地区に2つのクリニックが存在。
    • 現金、クレジットカード、保険、銀行振込による支払いが可能。
    • 待ち時間が短い。
    • 常勤医師は、チュラロンコーン大学やマヒドン大学などタイの有名大学の卒業生​​。
DYMインターナショナルクリニック|タイの日本人向けの病院・クリニック | Just another WordPress site
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  1. ジャパン・メディカルサービス (JMS) – バンコク病院:
    • 日本人専門の最も歴史のある医療サービス。
    • 1977年に日本の医学部を卒業したタイ人医師により設立。
    • 日本語通訳、日本人コーディネーターがサポート。
    • 「家庭医」が常勤し、様々な病気や症状を診療。
    • 専門的な治療が必要な場合は、信頼できる専門医を紹介​​​​。
ジャパン・メディカルサービス (JMS) | Bangkok Hospital
I棟2階

これらのクリニックは、日本人移住者や訪問者にとって安心できる医療サービスを提供しています。日本語対応が可能なため、言葉の壁による不安を減らすことができるでしょう。

また、タイでは医療費が高額になることがあるため、移住前に適切な健康保険の加入が推奨されます。

総合的な考慮

移住者は安全性と医療サービスを考慮して移住先を選ぶことが重要です。バンコクやプーケットでは、基本的な安全対策を講じ、質の高い医療サービスを利用できる環境が整っていますが、地域によってはその限りではありません。常に自己防衛意識を持ち、医療アクセスや保険の準備を事前に確認しておくことが、安心して生活するための鍵となります。

バンコクとプーケットではどちらが友人知人をつくりやすいか

バンコクの場合、多くの日本人コミュニティや、居酒屋などの日本食屋があるため、日本人の友人知人を作るという意味ではバンコクに軍配が上がるでしょう。しかし、筆者のような日本人コミュニティを避けて、ローカルや世界中の人々とコミュニティを築き上げたい気持ちが強いということであればプーケットのほうがいいでしょう。

ただ、単身者がプーケットで友人知人を作ることは結構ハードルが高いと感じました。筆者は出会い系アプリで早々にタイ人の彼女をゲットすることに成功したため、出会い系サイトやアプリなどで交友関係を広げるというテクニックもあるかもしれませんね(笑)。

まとめ

バンコクとプーケット、どちらも魅力的な移住先として多くの特色を持っています。バンコクは都会的で国際色豊かなライフスタイル、プーケットは自然豊かでリラックスした環境が魅力です。これらの都市での生活を比較検討することは、移住を考える際に非常に価値があります。

最終的な結論としては、まずバンコクで定住を始め、その後で時折プーケットを訪れるのが良いでしょう。バンコクでの生活に慣れた後、休暇や週末を利用してプーケットを訪れることで、都市生活とリゾートライフの両方の魅力を体験することができます。

プチ移住に関しても、以下の記事にまとめましたのでよろしければご覧ください。

これにより、自分にとって最適な移住先をより深く理解し、将来的な選択肢を広げることが可能になるでしょう。

タイは多様な魅力を持つ国です。バンコクでの活動的な日々と、プーケットでのリラックスした休日を組み合わせることで、バランスの取れた充実した生活を送ることができるかもしれません。まずはバンコクでの生活を楽しみつつ、プーケットでの滞在を通じて、タイのさらなる魅力を発見してみてはいかがでしょうか。

こちらの記事もご覧ください。

この記事を買いた人

タイ在住3年目。会社員勤務時代、上司からのパワハラで適応障害を患い、以来、日本を脱出して自分のペースで働くことを決意。WEB制作会社で修行後独立。現在は、WEB業界のPM・ディレクターとして活動して7年目。過労や人間関係で疲弊した「日本から脱出したい」若手向けに、前向きになれるような記事を発信しています。

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