タイへの移住を考えているが、必要な資金やコスト管理について不安…。
財政計画や予算の立て方がわからず、具体的なガイドラインが知りたい
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
この記事を読むことで単身者の移住初期費用や月々の生活費の目処が立ちます。これから移住を考えている人の中で、少しでも不安が解消され、移住へのステップへと背中を押すことができれば幸いです。
記事の信頼性
タイの長期滞在ビザ「タイランドエリート」を取得し、プーケットに約1年定住した後、現在もタイのバンコクに住んでいる筆者の実体験を元にこの記事を作成しています。
タイ・バンコクでの移住初期と月々にかかる費用
タイに移住する際には、ビザ取得費用、住居の敷金や礼金、最初の数ヶ月の生活費、家具や日用品の購入、必要に応じた医療保険、そして移動手段としての車やバイクの購入費用など、初期費用として多くの支出が考えられます。これらの初期コストは、移住前にしっかりと計画し、十分な資金を準備しておく必要があります。
下記は、筆者の移住のコストを元に作成した費用です。
項目 | 金額(バーツ) | 金額(円) |
---|---|---|
家賃:初月家賃+デポジット(2か月分) | 60,000 | 254,400 |
医療保険費用 | 30,000 | 127,200 |
渡航費 (円)成田-バンコク間 | – | 60,000 |
合計 | 90,000 | 441,600 |
このほかにビザ取得費用がかかります。
金額は仮のものであり、実際の医療保険費用は保険プランの詳細、加入者の年齢、健康状態、保険のカバレッジ範囲などによって異なります。正確な情報については、タイの保険会社や移住サービスを提供する専門家に直接問い合わせることをおすすめします。
たとえば、日本人の長期滞在者向けの保険会社といえば「AXA Thailand」です。AXA Thailandは国際的な保険サービスを提供しており、タイでの医療保険や旅行保険を含む多様な保険プランを提供しています。外国人滞在者のニーズに合わせて設計されているため、日本人の長期滞在者にとっても適しています。さらに、多言語サポートが利用可能です。
長期滞在者におすすめの保険会社「AXA Thailand」
タイ・バンコクでの月々の生活費:タイでの予算配分
項目 | 金額(バーツ) | 金額(円) |
---|---|---|
家賃 | 20,000 | 84,800 |
食費(外食は週に1,2回程) | 7,500 | 31,800 |
日用品 | 2,500 | 10,600 |
交通費(月に数回飲みに行く程度) | 3,000 | 12,720 |
携帯代 | 1,000 | 4,240 |
娯楽(主にスポーツジム) | 3,000 | 12,720 |
合計 | 37,000 | 156,880 |
月々の総費用は約37,000バーツ(約156,880円)になります。この予算は個人のライフスタイルや選択によって異なりますので、食費や娯楽費を抑えるなどして柔軟に調整していきましょう。
タイで人気のある通販アプリLAZADAを活用しましょう
LAZADAはタイで人気のある通販アプリで、日本人の長期滞在者にもおすすめです。LAZADAは東南アジアの主要なEコマースプラットフォームの一つで、多様な商品を扱っています。家電、服、生活用品、食品など、幅広いカテゴリーの商品が手に入ります。
使いやすいインターフェイスと迅速な配送サービスが特徴で、日常生活でのさまざまなニーズに応えることができるため、タイでの長期滞在に便利です。また、タイ語だけでなく英語でもで利用できるため、言語の壁も比較的少ないです。
格安のアイテムが豊富にあるので、登録だけはしておいて損はないです!
不動産と賃貸市場:タイにおける住居選び
タイでの生活を始める際、住居選びは最も重要なステップの一つです。バンコクやチェンマイのような都市部では、高級コンドミニアムから手頃なアパートまで、幅広い選択肢があります。地方都市や田舎では、一軒家や伝統的なタイ式住宅が主流です。
不動産市場は活発で、オンラインポータルや不動産仲介業者を通じて、多様な物件を探すことが可能です。家賃は地域や物件のタイプによって大きく異なり、バンコクの中心部では一般的に高めですが、郊外や他の地方では比較的安価です。
賃貸契約を結ぶ際は、契約内容の確認と物件の状態をしっかりチェックすることが大切です。また、タイでは家賃の交渉が一般的であり、価格交渉を試みることも重要です。
住居を選ぶ際には、通勤や通学の便、近隣の施設、治安の良さなど、ライフスタイルに合わせた検討が必要です。また、長期滞在を考えている場合は、不動産投資としての物件購入も検討する価値があります。
タイ・バンコクの物件・コンドミニアムの物件選びについては、以下の記事に書いておりますので参考までにご覧ください。
タイでの銀行口座開設と金融サービスの利用
タイでの生活には、現地の銀行口座を開設することが必須です。これにより、日常の支払いや貯蓄、国際送金が容易になります。通常、口座開設にはパスポート、ビザ、住所証明書が必要です。
タイで日本人が銀行口座を開設する場合、ワーキングパーミットが必要です。
https://thailandelite.info/faq-bank/
ワーキングパーミットは、就労ビザを受給した後、会社で働くために取得する許可証です。
タイランドエリートメンバーは銀行口座が作れます。
長期滞在のビザである、タイランドエリートビザの特典として、バンコク銀行とカシコン銀行の口座を開設できます。
タイランドエリートメンバーは、国営企業からの推薦状により、バンコク銀行とカシコン銀行に口座を開設することができます。
https://thailandelite.info/faq-bank/
現地の銀行は多岐にわたる金融サービスを提供しており、オンラインバンキングやモバイルアプリを通じて日々の金融取引を容易に行えます。たとえばほとんどの大型ショッピングモール、スーパーマーケット、路面店、スポーツジムなどで、銀行のモバイルアプリで決算ができるので、一度アプリをインストールすると、とても決算が楽です。
タイの主要な銀行のいくつかの公式ウェブサイトのリンク
- バンコク銀行 (Bangkok Bank)
- カシコン銀行 (Kasikorn Bank)
- サイアムコマーシャル銀行 (Siam Commercial Bank, SCB)
- タイ軍人銀行 (Krungthai Bank)
日本語対応窓口があるカシコン銀行はおすすめだが…
カシコン銀行の日本語対応窓口がある支店の一つは、スクンビット33(バンカピ)支店ですが、
筆者が何度か支店に足を運びましたが、日本語ができるスタッフに会ったことがありません。。
そのため、ある程度の英語力かタイ語力は必要であるのと、どちらも自信がない場合は、通訳やタイ語ができる友人を連れて行った方が無難かもしれません。。
また、日本の銀行のスタッフと比べると、(スタッフによっては)ラフな対応をされることもあるため、最初は面を食らうかもしれません。
日常の出費を抑える:コスト削減のヒントとテクニック
タイでの生活費を効果的に管理するためには、日常の出費を賢く抑えることが重要です。市場での食品購入、地元のレストランでの食事、地元通貨での取引など、地元の生活様式に順応することがコスト削減の鍵となります。
ただ、市場や路面店のご飯は、日本人にとって辛すぎたり、場合によってはお腹を壊すこともあります。筆者も何度かお腹を壊してきました。
そこで筆者は、大型スーパーのお惣菜を愛用しています。
大型スーパー「ビッグC」の惣菜については、こちらの記事もご覧ください。
また、公共交通機関の利用や、必要に応じた節約プランを選ぶことで、交通費を削減できます。エアコンの使用を控える、水道光熱費の管理、無駄遣いを避けるなど、日々の生活の中で意識的な選択をすることが大切です。地域のイベントや無料のレクリエーション施設を活用することも、楽しみながら節約につながります。
緊急時の資金:予想外の出費に備える
タイでの生活中、予期せぬ出費や緊急事態に直面する可能性があります。これに備えるため、緊急時の資金を用意しておくことが重要です。理想的には、少なくとも3月分の生活費に相当する金額を、簡単にアクセス可能な口座に確保しておくべきです。また、医療費や家の修理費用など、予期せぬ出費に対応できるよう、追加の資金も準備しておくことが望ましいです。緊急時の資金は、安心してタイでの生活を送るための重要な要素です。
Wiseを使用した事前送金:緊急時資金の準備
Wiseを活用してタイの銀行口座に事前に送金することは、緊急時の資金準備に有効な手段です。この方法を用いることで、予期せぬ事態や緊急時に迅速に対応できるようになります。
Wiseの利点は、低手数料で迅速な送金が可能である点にあります。事前に一定額(例えば30万円以上)を送金しておくことで、タイでの生活中に突然の医療費や修理費用が発生した場合でも、安心して対応することが可能です。まずは登録だけでもしておきましょう!
まとめ
「タイ移住の初期ステップ:財政計画:予算立てとコスト管理」の記事では、タイ移住における財政面についてまとめましました。
成功の鍵は、事前の資金計画、日常の出費の管理、そして緊急時の資金準備にあります。Wiseを使用した事前送金は、緊急資金の準備に有効です。
この記事を通じて適切な予算管理を行うための適切な計画と管理を行うことで、タイでの新たな生活を安心して楽しんでください!