アメリカ移住はやめとけ? 日本人にとってのベストな海外移住先って一体どこ?

海外移住

ネットで調べるとアメリカ移住やめとけって出るんだよね…

英語力を上げたいから移住先は欧米が気になる。でも人種差別や治安が心配。

海外渡航経験は学生の卒業旅行で一度だけ…。海外初心者が移住するならどこがいいんだろう。

こんなお悩みを解決します。

本記事の内容

海外移住に興味があり、インターネットで調べるも「移住やめとけ」「アメリカ 移住やめとけ」といったネガティブな意見を散見しますよね。欧米国での移住現実を理解した上で、海外渡航経験に乏しい海外初心者におすすめの移住先を提案します。

記事の信頼性

タイの長期滞在ビザ「タイランドエリート」を取得し、現在もタイのバンコクに住む筆者の実体験を元に記事を作成しています。また、タイ以外に香港での移住経験もあり、台湾、中国、オーストラリア、イタリアやイギリス、アメリカへの渡航経験があります。

アメリカ移住やめとけと言われる一般的な理由

アメリカは多くの人々にとって魅力的な移住先となっているのは事実です。

筆者もドラマ『The Office』で英語学習を兼ねてドラマにハマっていたことがあり、アメリカの会社で働きたいと思ったことがあります。

ジ・オフィス
同名の英国アカデミー賞受賞作品 (コメディ・ドラマ) をリメイクしたアメリカ版。ペンシルベニア州スクラントンにある製紙会社、ダンダー・ミフリンのオフィスで巻き起こる騒動をドキュメンタリー・タッチに描いたコミカル番組。上司や仕事が一度でも嫌いになったことがある方は必見!

しかし、アメリカに移住することには数多くの挑戦と困難が伴うことも事実であり、これらの困難は一部の人々にとって移住を再考する理由となっています。以下は、アメリカへの移住をやめるよう勧める一般的な理由のいくつかです。

アメリカの高い生活費に関する具体例

家族の生活費: 2023年のデータによると、アメリカで4人家族の推定月間コストは5,845ドルであり、単身者の推定月間コストは3,473ドル(日本円で約52万)です。

Single person estimated monthly costs: $3,473

Cost of living in United States https://www.expatistan.com/cost-of-living/country/united-states#:~:text=Summary%20of%20cost%20of%20living,Change%20the%20currency

年間家庭支出: アメリカの家庭は、年間平均で61,334ドル(約919万円)を支出しており、その中でも最も大きな支出項目は住居で、毎月平均で1,800ドル(約27万円)が住宅に費やされています。特にサンフランシスコ、ニューヨーク、ボストン、ロサンゼルスは生活費が高い都市とされています​。

It is estimated that an American household spends an average of $61,334 per year on their expenses, with housing being the largest expense, a whopping $1,800 per month⁵.

The most expensive cities include San Francisco, New York, Boston and Los Angeles. 


Cost of living in the USA: Your 2023 guide https://wise.com/us/blog/cost-of-living-in-the-usa#:~:text=It%20is%20estimated%20that%20an,York%2C%20Boston%20and%20Los%20Angeles

個人の食費: 2023年におけるアメリカでの1人あたりの月間食費の平均コストは約$342.11であり、1人あたりの1日あたりの食費の平均コストは$11.04(約1650円)とされています。

In the United States, the monthly cost of feeding one person is about $342.11. 

Average Food Cost per Month – In-Depth Analysis and Trends (https://balancingeverything.com/average-food-cost-per-month/#:~:text=In%20the%20United%20States%2C%20the,08)

医療費の高さ

アメリカの医療費は非常に高いと広く知られており、多くのファクターがこれに影響を与えています。以下に、いくつかの具体的なデータです。

個人および家族の年間医療費:

  • 2023年における個人の年間医療費は$7,221(約108万円)、これは2021年の$6,472から増加しています。
  • 4人家族の場合、年間医療費は2021年の$28,310から2023年には$31,065(約465万)に増加しています​​。

Overall healthcare costs are projected to increase by 5.6% this year, with a family of four now paying $31,065 a year for healthcare, according to the 2023 Milliman Medical Index (MMI).  

Charted: America’s rising healthcare costs (https://www.advisory.com/daily-briefing/2023/06/01/healthcare-costs#:~:text=For%20individuals%2C%20annual%20healthcare%20costs,2021%20to%20%2431%2C065%20in%202023)

州ごとの医療費:

  • 2023年7月の更新データによると、ニューヨーク州の医療費は$14,007で、他のいくつかの州では$10,000台半ばです。参考:https://worldpopulationreview.com/state-rankings/health-care-costs-by-state

人種差別

アジア人への人種差別の問題は多方面で深刻に取り上げられており、最近では特にアメリカで注目されています。以下に、この問題に関連するいくつかの重要な点と参考リンクを提供します。

アンチアジア人差別犯罪の増加:

  • 2020年から2021年の間に、アンチアジア人差別犯罪は15の主要なアメリカの都市で169%増加

Anti-Asian hate crimes surged by 169% across 15 major US cities between 2020-2021.

Anti-Asian hate crimes surged by 169% across 15 major US cities between 2020-2021. https://www.weforum.org/agenda/2021/06/anti-asian-racism-what-we-can-do-to-combat-it/#:~:text=Systemic%20Racism%20Listen%20to%20the,reached%20over%201%20million%20people

SNSの投稿でも黒人のアジア人差別・暴力を散見します。以下の投稿の動画をご覧ください。


被害者は中国系15歳のLauryn Hamで母親のAlice Hamのインスタにより動画が拡散…。こうした我々アジア人への差別や暴力が存在します。

とまあ、生活費・医療費の高騰。人種差別の他に、銃社会による治安の悪さやなど、アメリカ移住はやめとけと言われる一般的な理由はいくつかあることがわかりますね。

海外初心者の日本人にとってどこに移住するのがおすすめか

アメリカは確かに魅力的な国ですが、初心者にはいくつかハードルがあります。言語、文化、生活習慣の違いはもちろん、高い生活費や複雑なビザ取得のプロセスなど、移住を決断する前に考慮しなければならない点が多いのです。

では、海外移住の初心者である日本人におすすめなのはどこでしょうか。私のおすすめは、アジアの中でも特に「東南アジア」です。東南アジアには、日本人が生活しやすい国がいくつかあります。例えば、シンガポール、マレーシア、タイなどです。

シンガポール、マレーシア、タイについて、言語・治安・生活費の観点から、星(マックスが⭐️3つ)で独自に採点します。

シンガポール

言語:⭐️ ⭐️ ⭐️ 英語が公用語の一部であるため、英語が話せれば通じます。

治安: ⭐️⭐️⭐️ アジアでもトップクラスの治安を誇ります。

生活費:⭐️ シンガポールはアジアで最も生活費が高い国の一つで、2023年10月のデータによると、単身者の推定月間費用はSGD $6,990(日本円で約76万円)となっています。

Single person estimated monthly costs: SGD $6,990

Cost of living in Singapore https://www.expatistan.com/cost-of-living/singapore#:~:text=Updated%20Prices%20Oct%202023,1%20out%20of%2018

​言語と治安、多民族国家の魅力はありますが、生活コストがちょっと高過ぎて…一般人にはなかなかのハードルです。。

マレーシア

言語:⭐️⭐️⭐️ 多民族国家であり英語が通じます。

生活費:⭐️⭐️⭐️ 2023年のデータによると、マレーシアでの単身者の推定月間生活費はRM5,063です。また、マレーシアはアジアで2番目に安い国であり、世界で4番目に安い国とされています。​別の情報源によると、単身者の推定月間生活費は$465.0 (RM2,200.5 日本円で約70,000円)とされています(家賃は含まれていません)​。

A single person estimated monthly costs are 16,884.3฿ (2,205.1RM) without rent.

https://www.numbeo.com/cost-of-living/country_result.jsp?country=Malaysia#:~:text=Updated%20Oct%202023%20Cost%20of,5RM%29%20without%20rent

治安:⭐️⭐️⭐️  比較的安全です。

また、マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)という長期滞在が可能なビザプログラムがあります。

タイ

さて、筆者が暮らすタイです!

言語:⭐️⭐️  タイは都市部であればほとんどの場所で簡単な英語は通じます。プーケットとバンコクに住んだことがある筆者は、 首都バンコクより、ビーチリゾートとして世界中から人気のあるプーケットの方が英語が通じた印象です。

タクシーや配達アプリの配達のおじさんはあまり英語が通じないですが、買い物やタクシー乗車レベルのタイ語でしたらとても簡単なので、習得のハードルは高くないと言えます。

生活費:⭐️⭐️⭐️ こちらの記事でも書きましたが、まずタイに住むとなるとコンドミニアムを賃貸で借りることになりますが、コスパがめちゃくちゃいいです。

筆者は、バンコクの人気エリアのコンドミニアムに住んでいますが、駅近、ジム・プール付き・1DKの間取りで家賃10万円もかかりません。その分、節約できるので自己投資に回しています。

また、贅沢しなければ、ご飯も安いです!筆者はコンドミニアムから3分のところにある、大型スーパーBig-Cを利用していますが。大体100TBHで(多分)作りたての弁当を愛食しています笑。

サバのエビチリ丼。49TBH。

上の写真の「サバのエビチリ丼」はビッグCで49TBHで購入。なんと日本円で約200円。

日本食屋さんもたくさんあり、お店によっては日本語が話せるタイ人スタッフもいます。

プーケットにあるラーメンカフェ「らあめん花亭」のラーメン
日本を感じさせるお店の内観が故郷を思い出させる

治安:⭐️⭐️ 治安はものすごくいいといいうわけではありませんが、夜犯罪リスクの高い場所に行かないとか、人通りが少ない道路は避けるとか、考えて行動すれば怖い思いをしないはずです。

タイの長期滞在は、タイランドエリートビザというビザがあります。

タイランドエリート - タイランドエリート(タイランドプリビレッジ)
タイランドエリートは2003年にタイの法律に基づいてスタートした外国人長期滞在プログラムです。2017年にメンバーシップの大きな変更を行い、8種類の長期滞在プログラムとして再スタートして以来、人気が急上昇し、2020年時点で、世界中から1万名を超えるメンバーがタイランドエリートの特典を楽しんでいらっしゃいます。タイでの...

まとめ

まとめますと、

  1. アメリカの移住ハードル:
    • 高い生活費・医療費
    • 人種差別・治安の悪さ
  2. 東南アジアの移住先としての魅力:
    • 日本人にとって生活しやすい国がおすすめ
    • 例としてシンガポール、マレーシア、タイを挙げました
    • シンガポール:
      • 英語が公用語の一部でコミュニケーション可能
      • 治安はめちゃくちゃいい
      • だけど生活費が高い​​
    • マレーシア:
      • 英語が通じる
      • 比較的低い生活費​​
    • タイ:
      • 日本文化の受け入れがある。日本食屋さんがたくさんある。
      • 贅沢しなければ生活費は安い。コンドミニアムのコスパがいい。
      • 治安はシンガポールと比べるとよくないが、人通りの少ない夜道は避けるなど、リスクを考えて行動すれば問題なし。

これらの情報を元に、海外移住を検討してみてください!

タイのタイランドエリートビザと、マレーシアのMM2Hビザの比較に関する記事はこちらをご覧ください。

この記事を買いた人

タイ在住3年目。会社員勤務時代、上司からのパワハラで適応障害を患い、以来、日本を脱出して自分のペースで働くことを決意。WEB制作会社で修行後独立。現在は、WEB業界のPM・ディレクターとして活動して7年目。過労や人間関係で疲弊した「日本から脱出したい」若手向けに、前向きになれるような記事を発信しています。

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